板橋区立美術館で開催されている「ドゥシャン・カーライの超絶絵本と
ブラチスラヴァの作家たち」を観てきました。
カーライさんの子どものころの作品から、大好きな『不思議の国のアリス』の
原画やとても緻密な銅版画の作品など、ご夫人のカミラさんと共同で制作された
『アンデルセンの童話』の原画などなど、とても素晴らしかったのです。
出久根育さんの作品も展示されていて、素敵でした!
ぜひおすすめしたいと思います!!
年末年始は12/28~1/4までお休みですが
1/5~1/11まで開催されています。
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/index.html(美術館のホームページ)
カーライさんと作品を知ったのは、青山塾一年目の夏に、大学の恩師飛行船博士と
大好きなイラストレーターの先輩にくっついて、スロバキアを訪れたときでした。
作品もカーライさんご夫妻もとても素晴らしく、優しく素敵な方で、それから
大好きになりました。
それから、10年ほど時がすぎました。
先月、カーライご夫妻が美術館のイベントで「冬のアトリエ」というワークショップを
開かれると知り、幸運なことに抽選に当り、2日間のワークショップに参加してきました。
ワークショップのテーマは、板橋区立美術館が30周年を迎えるということで、
「開館30周年の板橋区立美術館を部分的に表現して、最も美しい物語
をポスターや絵本、本の表紙、ロゴ、グッズなど、好きなものに表現する」でした。
私は美術館の入り口のかたちと建物を使って、30個の空想上の生き物や植物などをペンの線画と少しの色えんぴつで描きました。小さい絵本も付きますが、こちらは今制作途中です。
この作品は来年の「イタリア・ボローニャ浮世絵3大コレクション展」(2/27~3/28)の会期中に1Fのカフェボローニャの店内で他のワークショップの参加者の作品とともに展示される予定です。
冬のアトリエの2日間はとても充実して楽しく興奮しっぱなしで、
また新しい制作への大きな力をいっぱいいただきました。
今年は絵本を描かせていただく機会をいただいて、今も格闘しながら、
思うようになかなか進みませんが、制作中であります。
それと、同時に版画のグループ展に参加させていただいて、
版画の世界をもっともっと深く楽しく進めて行きたいという思いを
強くしました。作品への励ましのお言葉をいただいたり、うれしい
出会いがありました。感謝して来年からも力を注いでいきたいです。
来年は今制作中の絵本のお話たちを自由に羽ばたかせていけるように
もっともっと楽しんでがんばりたいです。
来年もまたのんびりペースですが、ブログのほうもよろしくお願いします。
くまあやこ